練習風景などでもお知らせしましたが、今年のぱんだ組はしっかりしていて、最初の練習の時から「おわかれのことば」も上手に言えました。
修了証書授与もみんな立派にできました。
本当に大きく立派になりました。
私にとっても最後の卒園式でしたが、今年卒園式はよかったと思っています。
ありがとう、子ども達。
最後に、私の最後の卒園児達と保護者の皆様へのご挨拶をお伝えします。
ぱんだ組の皆さん、ご卒園、おめでとうございます。
今日、皆さんは幼稚園にお別れをして、4月からは小学生になります。
お空もぱんだ組の卒園式をお祝いして、こんなにお天気になってくれました。
それに、今日は、ぱんだ組のために、西伊敷小学校の原田校長先生が来てくださいました。
あとで校長先生から、お話をしていただきますので、しっかり聞いてください。
そして、みんなが通う小学校の先生方から、「おめでとう、小学校で待ってますよ」という、お手紙が来ていて、階段の前にそのお手紙が貼ってあります。
先生方からの手紙を、帰る前に、おうちの人と一緒に読んでみてください。
きっとワクワクしてきて、小学校に行くのがとっても楽しみになると思います。
さて、今日みんなにお別れを言う前に、3つのお約束をしたいと思います。
どうか忘れないで、守ってください。
ひとつ。小学校に行っても、それからもっと大きくなっても、むらさき幼稚園のお友達を忘れないでください。
ふたつ。むらさき幼稚園の近くに来た時は、先生達のお部屋にも来て、「こんにちは」と挨拶をしに来てください。
そして、先生達に、小学校のお話しをしてください。
先生達には、それが一番嬉しいことです。
みっつ。それは、みんなに、「強い人」になって欲しい、ということです。
強い人、というのは、力が強い人では、ありません。
体が大きい人でも、ありません。
本当に強い人というのは、自分で考えて、正しいことができる人です。
先生たちが、よくみんなに「どうすればいいのか、自分で考えてみましょう」と言っていましたね。
覚えていますか。
「先生がダメっていったから」とか、「お父さんが悪いことだって言ったよ」とか思うのではなくて、いいことか悪いことか、それを自分で考えてできる人が、本当に強い人です。
そして、もし自分が間違っていたなあと思ったら、ちゃんと「ごめんなさい」を言える人が、とても強い人です。
力が強くなくても、体が大きくなくても、自分で考えて正しいことができる人、そして間違ったらごめんなさいを言える人が、一番強い人です。
それをどうか忘れないでください。
これが、園長先生との、3つのお約束です。
このお約束を守って、小学校に行っても、元気で楽しく過ごしてください。
それでは、ちょっとみんなのお父さんお母さんにお話をしますので、お行儀よく、待っていてください。
保護者の皆様、本日は、誠におめでとうございます。
むらさき幼稚園の教職員を代表いたしまして、お子様のご卒園、心からお慶び申し上げます。
御挨拶の前に、今回の東北大地震、皆様の中にも、ご親戚やお知り合いが被害に遭われたという方々がいらっしゃるかと存じます。
お亡くなりになられた方々に心から哀悼の意を表しますと共に、被害に遭われた全ての皆様にお見舞を、まずもって申し述べさせていただきます。
さて、さきほど私、子ども達と3つの約束をいたしました。
実は、私がこの場に立って卒園児に話をするようになって以来、毎年同じ約束を子どもたちとしております。
と申しますのも、特に3番目の約束は、人が生きていく上で、一番大事なことだと、固く信じているからです。
1番目2番目の約束は、子ども達が、伊敷団地のむらさき幼稚園で遊び、学んだことを、しっかりと胸に刻んで欲しいということです。
自分が生まれ育った場所を大切にする心は、そこで出会った友達や、地域に住む仲間を愛する心と同じであると、私は信じております。
この愛郷の心は、鹿児島を、ひいては日本を愛する心の基本となるはずですし、次の時代を輝かせる基礎になると思っております。
3つめの約束、これは、子ども達に自律、つまり善悪や、物事の正否、そしてすべきことすべきでないことを、人の目を気にして付和雷同したり、他人の指示に唯々諾々と従ってしまうのではなく、自分で考えられる、つまり自分の「頭」と「心」で判断し、己を律する力を持って欲しいということです。
この自律心を育てることこそが教育、いや「子育て」にとって最も大事なことだと、私は信じております。
一人ひとりが、人が見ていなくても正しいことができる真っ直ぐな人間になれば、そしてまた「みんながやっているから」と安易に周りに流されたりせず、それが間違った流れであれば、その中で踏みとどまり、お天道様に恥じない行動ができる人間になれば、子ども達の未来はもっと輝くと思っております。
むらさき幼稚園の子どもには、そういう自律心のある子になって欲しいと思い、教育を行って参りました。
今日、こうして子ども達の顔を見ながら、この子達ならそういう子に育ってくれると、私は確信しております。
どうか、皆様もお近くに来られた際は、職員にお声をかけてくださいますよう、お願い申し上げます。
本日は、誠におめでとうございました。
最後になりましたが、ご来賓の皆様方、ご多忙にも関わりませず、列席を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。
それでは、ぱんだ組の皆さん、小学校に行ったら、新しいお友だちをたくさん作って、元気いっぱい過ごしてください。
これで、園長先生のお話を終わります。